仮面の話

台風直撃回避しました、やったー。

本州のみなさんは頑張ってください。

 

 

いきなりですが、言葉を知らないということは損であり得であると思います。

言葉を知っていると表現の幅が広くなる反面、物事を型にはまった言葉で表現しがちになると、そう感じることがあります。

外面と内面(ウチヅラってあんまり言いませんね)という言葉を知らなかった小学生の僕は、「仮面」という言葉を使っていました。先生の前ではいい子にしているクラスメイトを仮面をつけていると表現したのでしょう。

そんな仮面という言葉、他に的確な表現があると思っていたので決して人には言わずに心の中で使っていました。

 

ある日の帰り道、いつもはあまり話さないクラスメイトのゲンちゃんと一緒になり、何気ない話をしながら帰っていたときです。

ゲンちゃんも僕と同様に言葉を知らないながらも知っている言葉で意味を表現している、そう気付いたので「仮面」の話をしてみました。

案の定ゲンちゃんは食いついてきて、自分で考えた表現を紹介しあいながら帰りました。

既視感にあたるものに「未来の記憶」、風邪の際の浮遊感にも名前をつけていたはずですが思い出せません……

厨二っぽいようなアレではありますが、僕たちは真面目に自分の周りのことを自分なりに表現しようとしていたと思います。実に有意義な時間でした。

 

それからゲンちゃんと一気に仲良くなり、「これは一生の友を得たな……」と思い学校でもよく話すようになったのですが、ふざけている際に剣に見立てた油性マーカーをお気に入りのパーカーに突き立てられて大きな紫色のシミができてからは絶交しています。